⑤議会質問(区長「特権」・前回質問への答弁・今後の教育・区立施設再編整備計画)

令和4年第四回定例会(11月18日)

テーマ:
1.区長の「特権」と思われるようなものについて
2.令和4年第3回定例会一般質問への答弁について
3.今後の教育に対する区の姿勢について
4.区立施設再編整備計画について
■一般質問映像(新しいウィンドウで表示します)

【質問の概要】

第1項 区長の「特権と思われるようなもの」について

①区長の給与・期末手当も「特権」の検討対象ではないか

退職手当を減額した公約の論理からすれば、同じ区長職の対価である給与・期末手当についても「特権」として適切な金額基準で検討すべきではないかと質問。また特別職報酬等審議会に区長自身の基準を示さなかった理由を問いただした。

【区の答弁】(総務部長) 給与・期末手当は生活給としての性格もあり、有為な人材確保の観点から特権とは判断しなかった。杉並区長の給料は23区中18番目と既に低水準。特別職報酬等審議会への諮問に際して区長が基準を示すことは、審議会の公正中立な議論を妨げるため適当ではない。退職手当の減額条例可決の事実は審議会に参考情報として伝達済み。

②区長公用車廃止の公約表現と運用実態の整合性について

公約には「区長の公用車を廃止する」とあるが、前回定例会の答弁では「区長専用車を廃止した」と表現が異なっていたことを指摘し、現在も公務で車両を使用しているのであれば、それは公用車ではないのかと質問。

【区長の答弁】 公約は区長専用の公用車を特権と考えて廃止したもの。公務での車両使用は一般職員と同様に公用車を利用しており、公約どおり区長専用車を廃止したことに変わりはない。

第2項 令和4年第3回定例会一般質問への答弁について

前回定例会で答弁が不十分だった2点について改めて質問。①聖徳太子の十七条憲法にある「和の政治姿勢」を踏襲するつもりがあるか、②国葬反対デモ参加について「賛成意見を聞いた上で反対意見に変更する可能性があったか」という問いへの明確な回答を求めた。

【区長の答弁】 対話を重視した区政運営が重要という答弁が基本的政治姿勢の同一性を示したもの。国葬については、賛成意見を聞いた上で自らの意思を表明するためデモに参加したと前回定例会で答弁済みとの認識を示した。

第3項 区立施設再編整備計画について

長年の検証を経て策定された再編整備計画を区長権限で一旦休止することの根拠・理由、および6事業休止のメリット・デメリット、再検証のタイムスケジュールを質問。

【区の答弁】(区政経営改革担当部長) これまでの検証方法が間違っていたという前提ではなく、区民から様々な意見を受けたことを踏まえての再検証。メリットは利用者意見を丁寧に聴取できること・方針変更時の影響最小化。デメリットは改築時期の後ろ倒しによる将来的な集中。再検証は計画見直しを翌年度に前倒しするため、それまでに庁内検討組織を設け、有識者・利用者意見も聴取しながら実施する。

第4項 今後の教育に対する区の姿勢について

①教育施策への区長の関与の程度と基準について

前区長の「お金は出すが口は出さない」方針を問題視し、岸本区長は教育施策および税金の使途にどこまで関与するのか、その基準を質問。

【区の答弁】(総務部長) 教育委員会と十分に協議し、現場状況をしっかり把握した上で、区長として重点的に取り組むべき事項を明らかにしていく。

②「稽古」の考え方・「道」の概念・日本神話を学校でどう教えているか

「稽古」(古を稽へて今に照らす)や「中今」という日本固有の時間観・価値観、および古事記に記された神話を、学校現場でどのように教えているかを質問。

【区の答弁】(教育政策担当部長) 「稽古」という言葉の直接指導は行っていないが、道徳科での先人尊敬・郷土伝統の尊重、武道学習での礼法・相手尊重の指導を通じてその考え方を育んでいる。古事記については歴史学習で国家の成り立ちや当時の人々の信仰・物の考え方を知る神話の一つとして取り上げている。

令和4年(2022年) 杉並区議会第4回定例会

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